とうまつの日記

かきたいことだけかく

劇団水色革命「マイバラード」振り返り

劇団水色革命「マイバラード」 が終演し1ヶ月とちょっとが経過しました。実は千秋楽の前日に集団を逃し、ネカフェの中で書いた文章が途中まで残っていたので書き直さずに載せようと思います(^ ^)

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現在出演中の舞台

劇団水色革命「マイバラード

 

残すところ1日、あと2公演で終了です。

連日、たくさんの方に劇場に足を運んでいただき感謝です。本当にありがとうございます。

 

現在は2019/10/20、深夜1:30を過ぎた頃。

終電を1分前に逃がしネカフェから日記を更新することになるとは 笑

でも振り返るなら今しかない!と思いました。

 

今回私が演じた児玉加奈子は、主人公・美咲の親友で、美咲と将太とは幼馴染です。台本に書かれている登場人物の情報に余白をみつけられると、自分でその役のバックボーンを考えることができるので楽しいです。育ってきた環境とか、好きな物とか書き出してみたり、部屋のレイアウトとか考えてみたり。それぞれの登場人物に対してどう思ってるかとか。この場面の5分前、30分前、1時間前は何をしていたかとか。なんかそういう部分が雰囲気として出せたらいいなぁって思って、演じていたりします。

台詞とか言葉には出ていなくても、何か感じ取ってもらえるものがあったらうれしいです。

 

もし自分が自分の役の立場になったらどうしようとかはあまり考えないのですが、加奈子は友達思いの子にしたかったから、私も友達のことをたくさん考えました。というか舞台袖で待機しているとき友人を思い浮かべています。

 

美咲は歌うことが生きがいでそんな中声を無くしたけど、私の親友もその子にとって生きがいの為の何かを失ってしまったら。私は親友の為に何ができるかなとか。

 

どんなに想像してみても、やっぱり感覚や感情は自分の中から引き出さなきゃいけないものだから、普段生きていく中でもっといろんな気持ちを体験したいなって思います。

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と、ここまでが千秋楽前日に書いた部分です。

一体どうまとめるつもりだったのでしょうか。

今思い返しても全然想像できません。

 

私は高校生の頃は演劇部。

大学生の頃は演劇サークル。

何かで優勝することを目指して、みんなで本気で何かをすること自体が久しぶりのことで。

合唱祭の場面の前はいつも「もしかしたら今日は優勝できるかも」と本当に思って歌ってました。最後まで優勝できませんでしたが。

 

だからすごい。「マイバラード 」の稽古期間は、私にとって部活に通っているようなそんな感覚でした。

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たった2ヶ月とちょっと稽古期間にもかかわらず、今回初共演のももちゃん先輩演じるまいかさんと、何度もお世話になっているナホ先輩演じるまっちゃんさん、耕作先輩演じるイシケン、みなさんとは2年くらい前からずっと一緒にいた感覚で、イシケンに関しては同い年だけど今は先輩っていう印象もあります。

美咲や将太は幼なじみというか、私そんなに仲良くない人だと沈黙が怖くていっぱい喋ってしまうんだけど、あの二人はその沈黙が怖くないなと思えるような、本当に素敵な友だちっていう感じでした。でも、「加奈子は将太のこと好きだろうなー」っていう感じも、今回出せていたらいいなって。どう見えましたか?きょうちゃん演じる主人公美咲との思い出を毎日1エピソード考えたりしてました。美咲好きだよ!

1年生組はみんなかわいくて、おねーさん目線で見ていました。あもとくん演じるヤスはももちゃん先輩とのシーンが甘酸っぱくて、松井ちゃん演じる育美ちゃんは同じアルトパートの愉快な後輩で、ほっしゃん演じる瞳ちゃんとは台詞での絡みはなかったけど、教室に入る度に笑顔で挨拶してくれるのがいつも嬉しかったです!そしてしゅうさん本当にありがとうございました。川岡くん本当にすごかったです!しゅうさんの役者としての瞬発力、尊敬しています。

そしてさくら。さくらを演じるはずだったゆうゆうが一番悔しかったと思うけど、一緒に稽古をしていく中で育美との場面の表情とか動きとかすごく好きでした!

 

松尾先生の岡さんもとてもお世話になりました。顧問の先生いいキャラすぎます!

そして乱丸さんの用務員さん役がもうめちゃくちゃカッコよくて、乱丸さんの役者魂に私はたくさん刺激を受けました。

 

それに優奈先生も日替わりゲストさんでしたが、みなさん本当に優しくて理想の担任の先生でした!しゅりさんはみんなの前ではおもしろい先生だけど時折見せる真剣な表情が本当に素敵でかっこよくて、ゆきひさんはもう歌うことは出来ないからこそ教師という道を選んだことに自信と誇りを持っている姿に胸を打たれました。もちさんは優しくて、どこまでも優しくて生徒思いで、実は制服のリボンやネクタイも全てもちさんが作ってくれたものなんです。

 

そして脚本演出の世羅さん。

本当にお世話になりました!

記念すべき初脚本・初演出の舞台に関わらせていただき、愉快で素敵な人たちと出会わせていただき、本当にありがとうございました!

来年春の舞台、

大成功しますようお祈りしてます!

 

美咲のお母さん役の岡本さん、長女を失くし、次女は声を失くし、そんな中気丈に振る舞うお芝居が本当に素敵で、もしまたお会いできる機会があればその時はたくさんお芝居の話がしたいです。板の上でご一緒出来るようにまだまだ頑張ります。

お姉ちゃん役のMARUさん。MARUさんときょうちゃんの姉妹でのシーンは名場面でした。実は密かに、私もお姉ちゃんの役を演じてみたいなって思っていました。でもあの姉はMARUさんにしかできません。

 

美咲のお母さんと美咲のお姉ちゃん二人は、加奈子にとっても大事な関係です。幼なじみの家族ってとっても身近な存在だと思います。リアルに幼なじみがいないので本物の感覚はわかりませんがそんな感じだろうなって思います。

 

美咲が進路で悩む場面。

私も高校生の頃を思い出しました。

というか進路を選ぶ場面全て思い出しました。

俳優や声優さんの専門学校。

演技を学べる大学。

当時の私はそこが憧れで。

めちゃくちゃ行きたかったなって。

正しいことだけを教えてもらえる場所で

正しいことを身につけたかったなって。

でも学ぶ意欲と学ぶ環境

いい人に巡り合うことが出来れば

どんな場所でも大丈夫なんだと。

今の自分はそう思います。

自分の選択を後悔していません。

今回、舞台を通してそう思いました。

 

本当にありがとうございました!

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長くなってしまいましたが

水色革命「マイバラード

観に来ていただいた皆さま

本当にありがとうございました!